UX KANSAI#5 ペルソナ/シナリオ法
本日は、 UX KANSAI#5 ペルソナ/シナリオ法に参加。
スケジュールは以下
13時〜 講義
14時〜 ユーザーインタビュー
15時〜 上位下位分析
16時〜 ペルソナ作成
17時〜 発表
18時 終了
講義で気になったこと
ビジネスが大事だよ。
実は#4のセミナーは、子供が肺炎で入院したため、参加できなかった。おそらく#4ではビジネスモデルキャンパスのワークショップでビジネスの一面を強調して学んだのだと思う。
ちなみに#4の振り返りは以下参照。
- UX 関西 #04 ビジネスモデルキャンバス(浅野先生のブログ)
- UX KANSAI vol.4 ビジネスモデルキャンバス
- UX KANSAI #4 ビジネスモデルキャンバス
- ケーススタディー・ワークショップ 2016年8月27日
そして今日のセミナー。これまでの#1〜#3に比べて、すごくビジネス(お金)になるの?という問いを先生が投げかけていたと感じた。
ブランド→ユーザ→社会動向→サービス
の流れはHCDプロセスと同じぐらい大事なのでは?と思う。
ゴム製ユーザ
初めて聞いた言葉。で、ものすごくこれまで自分が思っていたことだったので、すごく共感してしまった。
ユーザは誰? → ユーザ像とは、プロフィールではなく、固有の利用状況のこと
これは完全に勘違いして認識していたなと思った。ユーザ=ペルソナ、サービスの利用シーン=シナリオを勘違いしていた。
ユーザは、ペルソナ(プロフィール)とシナリオ(利用状況)の二つなんだと。
これを勘違いしていたせいで、別のところでカスタマージャーニーマップを作っても、ペルソナを作っても、シナリオを作ってもしっくりきていなかったのではないかと思う。
インタビューの対象者は、ビジネスモデルキャンパスで特定される顧客から選ぶ
当たり前ですよね。でもこの当たり前が結構できていないと痛感しました。
ユーザインタビュー
我がBチームは4名だったので、「インタビューイー」「インタビューワー」「記録係」「タイムキーパー兼記録係」で、順繰りに行いました。
自分がインタビューワーの時には、
「時間内に、全部聞かないと」
「黙ってしまうのがよくない」
といった焦りから、「なぜなぜ」を作り出すことができない。
逆に記録係の時には、結構あっそこもっと掘り下げないと!!と気づくこともあった。
これは新鮮で、次回自分がインタビューイーではなく記録係をやってみたいと感じた。
上位下位分析
これが、もう本日一番の学びでした。
まず、分析が難しい。たくさんのインタビューから得られた「ユーザの事象」(Haveニーズ)から「ユーザの行為目標」(Doニーズ)さらに上位ニーズの「ユーザの本質的要求価値」(Beニーズ)に上げていく。
どうしたいのか、どうなりたいのか?をグルーピングしては、繋げて解体し・・・の繰り返し。
でできたモデルが以下。
今回は、おっさん4人のチームだったので、結局モテたいって願望があって、それが、旅では、以下のような上位ニーズがあるでしょうとの結論だった。
浅野先生からのコメントで、以下の部分の
「海外で二人きりでレンタカーで旅する」
「日本人がいないところに旅する」
っていうのは「雑味があって、いい事象だけど、分析に出てきてないね。分析の過程で雑味がどんどん取れていってしまっていて勿体無い」とコメントいただきました。
これがすごい自分にビビッときました。
今回40の事象を付箋に書き起こしたのですが、こういう雑味成分を見逃していたから、普段作るカスタマージャーニーマップでも何かありきたりのものしかできていないのかと。
今後はこのような雑味を見抜く力と、それをリフレーミングする力を蓄えていきたい。
カスタマージャーニーマップや、KA法を学んできましたが、インタビューがうまくできたかどうかを一番反省できると思いました。(別に反省できることが主目的ではないのですが)
ペルソナ作成
ペルソナの作成は、結構すんなりとできた。今回は、チーム4人の抽象化というより、1人に特化し、そこに他の人のインタビュー結果も交えていくという形だったので、15分ぐらいでさっと作れました。
多分4人を抽象化するのであれば、まず4人のペルソナを書いて、類似点とかをまとめていく方法が必要なのかなと。そうでないと、いきなり頭で統合すると、一気に抽象化された、悪い意味でどこにでもいる人になってしまうのではないかと思います。
発表
今回も私が発表。先生からはエクストリームユーザだね。とのコメントをいただきました。
これをサービスを考える上で、どう繋げるのか。残念ならが通年のセミナーの後期は受講できないのですが、運良く次回10月9日UX KANSAI #6構造化シナリオには参加できるので、その時に、自分たちの今日のペルソナ・上位下位分析が使えるのかor使えないのかを反省したいと思います。